予防治療

予防治療~いつまでも健康な歯でいたい~

予防治療~いつまでも健康な歯でいたい~

削ったり抜いたりしてしまった永久歯は、決して元通りには戻りません。しかも、いったんむし歯や歯周病になると、病気が再発するリスクも高まります。このため歯科診療においては、治療はもちろんのこと、病気にならないための予防が大切といわれています。

こちらでは大塚の歯医者、あお歯科クリニックの予防・メンテナンス処置についてご説明します。家族全員がいつまでも健康な歯でいられるように、当院の予防治療をご活用ください。

予防治療で健康な歯を維持しましょう

予防治療で健康な歯を維持しましょう

むし歯や歯周病はいったん病気になると、治療によって少なからず歯にダメージを与えてしまいます。一方で、むし歯や歯周病の原因はわかっており、予防することは不可能ではありません。

予防治療で健康な歯を維持しましょう

治療が終わって、歯が健康な状態に戻ったときこそ予防のチャンス。むし歯や歯周病が再発して治療を繰り返すことのないように、定期検診を受けたり、クリーニングなどのメンテナンス処置を受けたりするようにしましょう。

繰り返し治療はぜったいダメ!

繰り返し治療はぜったいダメ!

むし歯の治療では、むし歯菌におかされた部分を削りとってから詰めもので補修します。しかし、いったん削ってしまった歯を再生させることはできません。このためむし歯治療を繰り返すと、削りとる部分がだんだん増えていき、歯はどんどん小さくなっていきます。

むし歯治療が可能な回数は、一般的には3~4回が限度といわれています。それ以上治療を繰り返すと削る箇所がなくなって、抜歯を選ぶしかありません。大切な歯を失わないようにするには、むし歯予防が欠かせないのです。

治療ではなく予防の時代

治療ではなく予防の時代

これまで歯医者さんは、「歯が痛くなってから行くところ」「むし歯を治すところ」というように、病気の治療のために通うという考え方が一般的でした。しかし最近では、「歯が悪くならないように予防のために通うところ」という考え方が常識になりつつあります。

むし歯や歯周病にかかった場合、治療によって症状の悪化を止めることはできます。とはいえ、決して元の健康な状態に戻すことはできません。病気によってダメージを受けるだけでなく、治療することによっても歯にダメージを与えてしまうのです。

治療ではなく予防の時代

むし歯や歯周病は、予防をきちんと行うことによって病気にかからずにすみます。予防の基本は、毎日の丁寧な歯磨きなどのセルフケア。しかしいくら丁寧に歯を磨いていても、完全にお口の中の汚れや食べカスを落としきることはできません。

そこで皆さまの歯の健康維持をサポートするのが「予防治療」です。お家で行うセルフケアと、予防治療で行う定期検診やメンテナンス処置によって、ご自身の歯をいつまでも大切に守っていきましょう。

予防に対する取り組み

当院では、患者さまの口腔内のご状況を多角的に検査し、患者さまご自身に「予防に対する意識」を持っていただくところから取り組んでいます。

唾液検査

その取り組みのひとつとして、当院では唾液検査装置「SiLL-Ha」を使用し、口腔内の環境を数値化して患者さまにご状況をお伝えしています。また、治療前と治療後で数値の変化をご覧いただき、「なんとなくの変化」ではなく「具体的な変化」として予防の大切さをより実感いただけるよう努めています。

唾液検査装置「SiLL-Ha」

唾液検査装置「SiLL-Ha」

この装置の最大の特徴として、簡単かつ一度の検査で口腔内の状況「歯の健康度」「歯ぐきの健康度」「口腔清潔度」を同時に測定できる「多項目同時測定」機能が備わっています。

唾液検査装置「SiLL-Ha」02

これにより患者さまに最適な治療計画が立てられるようになっただけでなく、ご自身で行っていただく日々のケアについても細かいアドバイスが行えるようになりました。

健康への近道

当院では患者様の通院をきっかけに口腔内の健康から全身の健康へ、年齢を重ねてもいつまでも美味しく食事をとっていただけるようにと願っています。
そのためには毎日のご自身の口腔ケアが不可欠です。ご自身の口腔内環境を唾液検査で把握いただき、毎日の正しい口腔ケアを続けていただくことが健康への近道と考えています。

予防治療メニュー

プラークの染め出し

プラークの染め出し

歯に付着したプラーク(歯垢)はむし歯や歯周病の原因菌が棲みつく場所なので、徹底的に落とさなければいけません。しかしプラークは歯と同じような色をしているので、一見しただけではプラークの付着がわかりにくいのです。

プラークの染め出し液を歯面に塗ると、プラークが付着している部分が赤く染まります。しっかり歯磨きをしているつもりでも、磨き残しが一目瞭然です。磨き方のクセを確認して、歯磨き方法の改善に役立てましょう。

歯磨き指導

歯磨き指導

プラークの染め出しによって磨き残しの箇所がわかったら、汚れを丁寧に落とすための歯磨き方法をマスターしましょう。当院の歯磨き指導では、患者さまのお口の形や歯並びなどに合わせて、歯ブラシの毛先の当て方や動かし方などをわかりやすくご説明しています。

さらに、歯ブラシの選び方やデンタルフロス、歯間ブラシなどの使い方に関するアドバイスも行っています。歯医者での歯磨き指導をご参考にして、ご自宅でのセルフケアにお役立てください。

PMTC

PMTC

毎日丁寧に歯磨きを行っていても、すべての汚れやプラークを落としきることは困難です。歯にこびりついた汚れやプラークを落とすには、歯科医師や歯科衛生士などによるクリーニングをご利用ください。

歯のプロフェッショナルが専門の器具を使って行う歯のクリーニングをPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)といいます。汚れやプラークを徹底的に除去したあとは、歯をツルツルに磨き上げるので、汚れの再付着を防ぐ効果もあります。PMTCによって口臭や軽度の着色汚れを改善することも可能です。

治療後こそメンテナンスが重要

治療後こそメンテナンスが重要

「むし歯や歯周病の治療が終われば、歯医者とのお付き合いはおしまい!」と思っていらっしゃいませんか? 症状が治まっても、お口の中の細菌がゼロになったというわけではありません。口腔ケアをおろそかにしていると、すぐにまた病気が再発してしまいます。

治療後こそメンテナンスが重要

むし歯や歯周病予防の基本は、毎日ご自宅で行う歯磨きです。しかし、歯磨きだけでお口の中の汚れやプラーク、細菌を落としきることは簡単ではありません。セルフケアに加えて、歯医者で行う予防・メンテナンスをご活用いただきたいと思います。

私たち歯科医師は、「治療の終わり=予防の始まり」と考えています。治療が終わったばかりの良好な状態を維持できるように、そしてせっかく治療した歯を失うことのないように、定期検診やメンテナンス処置を受けて、病気の予防に努めましょう。