噛み締め癖

噛み締め癖

おはようございます。院長の三浦です。梅雨に入りジメジメとした日が続いていますね。お口の中もトラブルを感じやすい時期です。

さて、突然ですが、急にどこだかわからないが歯や顎が痛い感じがする、それは日によって大丈夫な日がある(疲れた時などに感じやすい)、顎が全体的にズーンと重い感じがする、などの症状を感じたことはありませんか?

自己診断基準(埼玉歯科医師会文書参考)としては、

1.上下の歯の噛む面が削れて平らになっている

2.下あごの内側に骨の隆起がある

3.上あごの口蓋の中央に隆起がある

4.歯の外側と歯肉の境目に削り取られたような傷がある

5.外耳孔(耳の穴)1センチ手前にあるあご関節を押すと痛みがある

6.あごのエラの部分の筋肉が張っていて、筋肉痛を感じる

7.歯に接する頬の内側に白い線がある

8.舌のふちに歯型の圧痕がついている

9.肩こりがする

などがあげられます。

これらは歯科ではクレンチングと呼ばれ、ざっと音のしない歯ぎしりや噛み締めことを指します。

普段、唇を閉じているとき、上下の歯は当たらず1.2ミリ開いているのが正常とされています。上下の歯が当たる時間は一日24時間のうち食事の咀嚼(かむとき)を入れても15分と言われています。常に上下の歯が噛んでいることはないのです。

しかしながら自分では噛んでいないと思っていても、人は何かに集中しているときやなんらかのストレスがかかっているときは噛み締めることで能力が発揮するといわれています。スポーツ選手も同様ですね。

人の噛む力は体重の10倍はかけることができると言われています。日中に歯ぎしりしてください、といっても音を出すことは難しいですが、無意識ではこのくらいの力をかけることが出来てしまうのです。

それがお口の中で起こったとすると、なんらかのダメージが起こってもおかしくないですね。

現時点では女性の3人に1人はこの噛み締め癖をもっているといわれています。

虫歯ではないのに痛みを感じたり、違和感がでることもあるのです。

悪い噛み合わせを調整したり修正することやマウスピースなどの装置を使ったりなどの治療がありますが、早めに手を打つことで症状を早く和らげることができたり、改善が早く期待できます。

まずは気軽にご相談くださいね。

 

大塚の歯医者  あお歯科クリニック

 

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